認知症ケア

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認知症ケア
認知症ケアの向上と認知症予防のために
当院では、職員の認知症ケアの向上と地域の認知症への理解、予防活動として、多職種でよりよいケアのための研修会の開催や、地域での認知症カフェの開催など、とりくみを進めています。
認知症ケア
認知症看護認定看護師 舛田加奈美

1. 認知症ケア向上のとりくみ


1)認知症ケアチームの活動
医師、認知症看護認定看護師、社会福祉士でチームをつくり、病棟ラウンドとカンファレンスで、病棟職員に対して、認知症ケアへのアドバイスを行っています。
認知症の方がどこにいても【その人らしさ】を忘れることなく、安心して穏やかに過ごせるように、多職種と連携を図りながら、より専門的な知識を活かし、ケアを提供していきます。また、認知症の方のご家族のサポートも行います。
2)認知症ケアの学習と実践
職員向けにケアの実践方法を学ぶために、ランチタイム事例検討会を開催し、振り返りや意見交換学習を行っています。また認知症ケアシートの作成、見当識を補うグッズ(時計やカレンダーなど)の活用を行っています。

3)バリデーション療法研修
公認日本バリデーション協会のバリデーションティーチャーである稲谷ふみ枝先生(久留米大学教授)を講師に毎年1回研修会を開催しています。
〈バリデーション療法:認知症の高齢者に対して、尊敬と共感をもって関わることを基本とし、お年寄りの尊厳を回復し、引きこもりに陥らないように援助するコミュニケーション療法です。http://validation.chu.jp/

2. 地域活動


1)認知症カフェ「しろうおカフェおれんじ」
毎月第4土曜日、14時~16時 開催場所:多々良公民館
2017年より、地域の事業所と任意団体「ひがしかぜの会」を設立し運営。 認知症に関する講座やミュージックタイムなど、認知症の当事者やその家族が気軽に参加できる場として開催しています。


2)認知症サポーター養成講座
当院には、福岡市が認定する「認知症キャラバン・メイト」の資格を持った職員が在籍しており、地域の学校や公民館などで「認知症サポーター養成講座」の講師を担っています。
また、当院においても、友の会会員を対象にした健康講座や新人職員に対する講座等も実施しています。


看護
3)八田校区 認知症声かけ模擬体験
八田公民館主催の「認知症声かけ模擬体験」を福岡市社会福祉協議会・福岡市東区保健福祉センター・特別養護老人ホームいきいき八田と共に共催として企画・運営を実施。 地域の中で困っていそうな人に声を掛けることを通して気づきを増やし、認知症の対応を学び理解を深める活動を行っています。


4)ふれあいサロン
地域で開催されており、依頼に応じて当院の職員が講師やトレーナー(コグニサイズ、リハビリ体操など)として出張参加しています。

5)東区認知症オレンジちゃんねる
東区認知症オレンジちゃんねる HP
当院には1名福岡市認知症ライフサポートワーカーがいます。
当院から認知症ケアについての動画を投稿しています。

6)認知症相談医(福岡市医師会)
2名の認知症相談医がいます。(岩元医師、平田医師)