「緩和ケア病棟の質の向上を図るための取り組みにおいて」で認証されました
2017.3.21
日本ホスピス緩和ケア協会は、緩和ケア病棟の質の向上に対する取り組みに対して
認証制度を始めました。
現在協会には、全国の緩和ケア病棟の約8割にあたる319施設が登録しています。
そのうち167施設が今回の制度に申請し、161施設が認証されました。
「質向上の取り組み」にあたっては以下の項目が求められました。
①施設概況・利用状況調査への取り組み:臨床指標を含む施設の状況や運営の
状況について回答するものです。広く公開することにより、社会からの信頼につな
がります。
②自施設評価共有プログラムへの取り組み:多職種で自施設の評価を行い、結果に
ついて話し合いを行い、ケアを見直し、問題点を見つけて、改善していこうという
取り組みです。
③第三者評価、遺族調査への取り組み:日本医療機能評価機構の緩和ケア機能を受
審するか、または遺族による評価(J-HOPEなど)を受け、第三者や遺族からの評
価を謙虚に受け止めてケアに反映させる取り組みです。当院は、病院として医療機
能評価を受け、2年後には3回目の更新を迎えますので、その際には、緩和ケア機能
も同時に受審する予定です。今回J-HOPEによる遺族調査に参加して、多くにご遺族
の声を聞くことができ、今後のケアにいかしていくことができると感じました。
この認証を一つのステップとして、改めてケアの充実に努めて参ります。