時折小雨の降る2月5日(日)。
毎年恒例となった「第11回たたらリハビリテーション病院TQM大会」を開催しました。
TQM大会とは、患者さんや利用者さんに提供する医療とケアの質の向上を目指して、
各職場やチームが1年間テーマを設定して取り組んだ活動内容を発表する大会です。
例年、発表会場をいきいき八田地域交流スペースと通所リハビリの院内2つの会場に
分けていましたが、今年は会場をいきいき八田地域交流スペースの1会場とし、時間を
短縮して開催しました。
2016年9月に地域包括ケア病棟の設置と在宅療養支援病院に病院機能を転換した
こともあり、演題数や大会規模は縮小しましたが、民医連・福岡医療団が目ざす「健康権
実現と無差別平等の地域包括ケアシステムの構築」に向け、充実した内容となりました。
全体学習企画は当院で開催している「65才からの健康づくり教室」の紹介を健康運動
指導士の山田耕平氏(医事課職員)が行ました。参加者全員で頭と身体の運動、コグニ
サイズに挑戦。楽しく笑顔あふれるオープニングとなりました。
発表演題数は9演題と例年と比べて減少しましたが、どの演題も患者さんの入院生活の
充実や満足度を上げるため、ケアの質を高める視点で取り組まれており、甲乙つけがたい
内容でした。
そのなかで、患者さんの外出企画などを発表した4階病棟の「FISH~あなたの笑顔が神ってる」
が最優秀賞を受賞しました。
また、今年は新たな企画として、福岡県介護福祉士会主催の「ケアコンテスト」で優勝した
4階病棟の介護主任 濱名介護福祉士による実演報告を行ました。内容は模範演技による
日常の介助について学習を深めるものでした。来年の「ケアコンテスト」には当院の介護福祉士
からのエントリーの増加で、さらなる介護の質の向上が図れることが期待されます。
ブレイクタイムは文化企画で、東京で歌手活動をしている「R!n(りん)ちゃんのミニコンサート」
を開催しました。可憐で透明感のある歌声に参加者一同、癒されるひとときとなりました。
2008年から毎年開催してきたTQM大会ですが、今後はHPH活動との一体化を図りながら、
大会内容や開催頻度について見直しをしていく予定です。
さらなる医療とケアの質の向上、安心して住み続けられる街づくりを目指して、職員一同、奮闘して
いく決意です。