じいの畑
2018.5.20

患者さんの部屋のテーブルの上に、
小石が並んだ箱が置いてありました。
何かなぁと、近づいて見ると、
そこには、『じいの畑』の文字が。。。
なんとそれは、ミニチュアの畑ではありませんか!
かわいい!

ご家族の方に話を伺うと、
小学四年生のお孫さん、たじま まさひろ君が、大好きなおじいちゃんの為に作ったとのこと。まさひろ君は、今まで、春休みや夏休みには、おじいちゃんの畑作業を一緒に手伝っていたそうです。

おじいちゃんが、長年大切に育てている畑で、カラス除けにネットも張られています。野菜のかぼちゃ、ブロッコリー、ねぎ、たまねぎ、レタスの名前まで。
今は、起きられず、目も開けられない、おじいちゃんが手で触っても痛くないようにと、割り箸を丸く削り、小石も丸めの物を選んで工夫しています。
そして、端の木は、おじいちゃんが笑顔で野菜の成長を見守っている様子です。

おじいちゃんからは、『じいの畑』の出来栄えに、力強い声で「上出来!」の嬉しい言葉がまさひろ君にかけられていました。

患者さんもお孫さんが自分の大切な畑を
こうやって手元に作って持ってきてくれたこと、
本当に気持ちが通じたかのように
嬉しかったと思います。

ありがとう、まさひろくん。